【物語】
(前作のあらすじ)
バブル経済破綻のあおりを受けた不動産業の碧海貴吉は失意の中、大阪から宮古島にやって来る。自殺をしようとする貴吉の前に、亡くなった父・勘吉が現れ、丘の上に小さなホテルを作ることを告げ、ふたたび姿を消す。自殺を思いとどまった貴吉は、父の言葉通り、小さなヴィラを建設し、そこは泊まれば心から願う再会をかなえてくれる「ふたたヴィラ」と呼ばれるようになる。時は流れ、貴吉の娘・陽葵が宮古島にやってくる。父が亡くなったことで、渋々島にやってきた陽葵だったが、貴吉のヴィラを訪れる家族や島の住人たちと触れ合う中で、母と自分を捨てた父への思いが変わっていく。
(本作のあらすじ)
かんかかりゃ(神様)と呼ばれる碧海貴吉より”ふたたヴィラ”を継承した娘・陽葵は、貴吉に見守られながら父の意思を引き継ぎ、人々に再会と救いをもたらすために宮古島に身を置く。
ヤクザから足を洗い島に戻り、母・寿子と漁師として働く津吉は、父・眞吉と犬猿の仲の彦治から辛く当たられる日々を送る…
「宮古島物語ふたたヴィラ 再開ぬ海」
マドリード国際映画祭
◆受賞◆
最優秀賞
最優秀主演男優賞(上西雄大)